やさしいあなたに、そうでないあなたにも。
                        いろんなあなたに、こころの言葉。













   【maruzoh's profile】
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名 前/maruzoh こと 熱田丸蔵
出没地/和光、富士宮、麹町
誕生日/9月7日 乙女座
好きなもの/こども、詩、絵、童話、小説、音楽、お酒、美味しいもの、犬、野球、寺、神社、花、ギター、家族
とても影響を受けた人/灰谷健次郎さん、鹿島和夫さん、ドン・カ・ジョンさん、かしわ哲さん、PANTAさん、ジョン・ライドンさん、小澤征爾さん、帚木蓬生さん
maruzohより一言/運も、人も、夢だって、欲しがり過ぎると逃げてっちゃう。幸せは、み〜んな天下のマワリモノ。みんなで仲良く分け合おう♪

2016年11月28日

【エッセイ】胃がん検診 レントゲン車にて


【エッセイ】胃がん検診 レントゲン車にて


 胃がん検診。
 毎年欠かさず受けるなんていう健康オタクの人とは違って、僕は胃のレントゲンなんて10年ぶりなんだよ。だから、大の大人が、理由も告げられぬまま、「はい、右回りで2回、回ってください」などと言われても、全くもって意味が判らない。
「いえ、ゴロゴロっと横に転がってください」
「よいしょっ、こんな感じ?」
「そうそう、いいですね」
 これって、なにか、馬鹿にされてる気がする。僕は、幼稚園児じゃないんだ。胃がんが気になるくらいの、立派(?)な中年なのである。もう少し大人同士の対応のし様ってモンがあるだろ?

          ☆

 レントゲン車に入ると、いきなり「ズボン、スカートは脱いでください」の張り紙。指示に従いTシャツにパンツ1丁のまま、待つ。なぜ、パンツ1丁でなきゃいけないの?その理由は、何も記されていない。
 その後、検査の人が更に2人加わり、パンツ1丁の親父が3人不安げな顔で緑のクリアフォルダーを手に黙って座っている。どう見ても、あまりいい光景とは、思えない。
 ほどなく呼ばれて、胃を広げる薬の飲み方の説明を受け、その後、白い液体、例のバリウムを受け取り、飲む。美味いものではない。しかし、思っていたほど不味くは無い・・と、思ったが、これがなかなか飲みきれない。こんなにお腹、減ってるのにね。やっぱり「食い物」という感じが全くしないのだ。
「ゆっくりでいいですからね」
 やっと、飲みきった。こんなにドロドロしてるんだから、いっそポタージュ味とかにしてみたら、どうかな?
 凹面の銀色の台に直立して、取っ手を握る。無表情な声で、
「台が倒れます。取っ手をきちんと握ってください」
 横になったと思ったら、先程の転がれとの指示。これが結構、最近太ってしまった僕には、大変。
「もう1回、回ってみましょうか」
またぁ?僕は、思わず呟いてしまう。
「お遊戯の練習かよ。幼稚園児じゃないんだぞ・・・」
一瞬の静寂。
「い、胃の表面にバリウムを満遍なく塗りつける、そういった感覚でお願いします」
ありゃりゃ、こっちの声も聞こえてるみたい。しかし、理由を聞けばもっともだとも思う。それからの僕は、人が変わった様に、左の尻を上げろだの、両手を挙げてバンザイしろだの、先程の説明を聞く前であったら
まるで理不尽だとも思われる指示に快く応じて、レントゲンによる胃がん検診を、無事終えたのである。

          ☆

 経験の少ない場面において僕らは、緊張はもとより、いい年した大の大人が恥をかきたくないとか、年下の小僧になめられてたまるかとか、そんな想いが先に立ってしまうことが、とかく多い。それは体面ばかりを気にする自分の器量の小ささから来ることなのだろうけれど、たった一言でより判り合えるなら、お節介と思われてもいい、もう1歩進んだ声を掛けてみたらどうだろうか。そんな気がしたがん検診でした。



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posted by maruzoh at 08:31| Comment(0) | ◆熱田丸蔵 ア・ラ・カルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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