やさしいあなたに、そうでないあなたにも。
                        いろんなあなたに、こころの言葉。













   【maruzoh's profile】
   maruzoh live.jpg

名 前/maruzoh こと 熱田丸蔵
出没地/和光、富士宮、麹町
誕生日/9月7日 乙女座
好きなもの/こども、詩、絵、童話、小説、音楽、お酒、美味しいもの、犬、野球、寺、神社、花、ギター、家族
とても影響を受けた人/灰谷健次郎さん、鹿島和夫さん、ドン・カ・ジョンさん、かしわ哲さん、PANTAさん、ジョン・ライドンさん、小澤征爾さん、帚木蓬生さん
maruzohより一言/運も、人も、夢だって、欲しがり過ぎると逃げてっちゃう。幸せは、み〜んな天下のマワリモノ。みんなで仲良く分け合おう♪

2014年01月17日

【エッセイ】会 話


【エッセイ】会 話


「お昼、何食べたい?」
「何でもいいよ」
「昨夜のすき焼きの残りに、ねぎと卵を入れて他人丼で済ましちゃおっと」と立ち上がる。
「えぇ?肉は当分食べたくないね。何かあっさりしたもんでいいよ。そばとかさぁ……」
「うちはそば屋じゃないんですからね。急に言ったって、そばなんて出てきませんよ」
「じゃ、うどんとか。ラーメンとか」
「うどん玉二つあった。じゃ、月見うどんふたつですね」
 二、三日買い物に出ていなくて冷蔵庫にはうどん二つと卵ぐらいしかなかったのだけれど……。
 先日のお祭りのとき、祝儀袋をもって
「これでいい?」と、指を三本たててみせる。
「こっちだって片手らしい」と、裏の家の方角を指す。
「何でも上げるのは簡単だけど、下げるのは難しいのよね」
 私は仕方なくきのうから選んでおいたピン札入りの袋を夫に渡す。
 長年連れ添った夫婦は空気のようだというけれど、至言である。相手を利用して言い訳したり、確認したりしている。
 私は、歩きながら考えごとをしているときや、じっと考えごとをしているとき、気がつくと自問自答していることがよくある。人は対話をしながら成長したり、発達してきたのかもしれない。 
 (平成十年二月)  

《終》


※本サイトの作品は、アルファポリス「webコンテンツ」、にほんブログ村「現代小説」ランキング、人気ブログランキング「現代小説」に参加しています。宜しければ、クリックお願い致します。

 人気ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ

posted by maruzoh at 07:59| Comment(0) | ◆澤田節子作品集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

検索
 

title.gif
maruzohは、アートビリティ作家さんを、応援します!

●ご連絡先● 〒165−0023 東京都中野区江原町2−6−7
社会福祉法人東京コロニー アートビリティ事務局内
TEL 03−5988−7155/FAX 03−3953−9461
●営業時間● 平日 9:00〜17:20 / 土・日・祝日 休業日