やさしいあなたに、そうでないあなたにも。
                        いろんなあなたに、こころの言葉。













   【maruzoh's profile】
   maruzoh live.jpg

名 前/maruzoh こと 熱田丸蔵
出没地/和光、富士宮、麹町
誕生日/9月7日 乙女座
好きなもの/こども、詩、絵、童話、小説、音楽、お酒、美味しいもの、犬、野球、寺、神社、花、ギター、家族
とても影響を受けた人/灰谷健次郎さん、鹿島和夫さん、ドン・カ・ジョンさん、かしわ哲さん、PANTAさん、ジョン・ライドンさん、小澤征爾さん、帚木蓬生さん
maruzohより一言/運も、人も、夢だって、欲しがり過ぎると逃げてっちゃう。幸せは、み〜んな天下のマワリモノ。みんなで仲良く分け合おう♪

2013年01月18日

俺様とマリア volume.77 リンダの最終指令


俺様とマリア volume.77 リンダの最終指令 


 考えてみれば垂直落下式DDTは故橋本真也氏が唯一の使い手であり、SSDはスタイナー・スクリュー・ドライバーの名の通りスコット・スタイナーが無二の正当な使用者だった。敢えて言うならば、足のサイズが38.4センチ(1文=2.4センチ)であれば、誰がやっても故ジャイアント馬場氏必殺の「16文キック」を名乗る資格がある訳ではないし、当然相応の威力、破壊力などあろうはずもない。所謂元祖、本家、オリジナルには、技の重み、名の重み、歴史の重みがあるのだ。
 故冬木弘道氏が元フットルースの相方川田利明氏のストレッチプラムを完全にパクって冬木スペシャルと命名した際に、「小指の角度が違う」と強引に主張し、それがマスコミ始めファン許されたのは、同氏が理不尽大王というキャラで認知されていたからであり、またそれが許されるだけの隠れた実力と人望、人柄があったからに違いない。
 先ほど俺様はウェアウルフに向かって自分のことを棚に上げて、奴が仕掛けたSSDのことを偽者呼ばわりしたけれど、そういう意味で言えば俺様だって偽者だし、先人の努力の末に開拓した技をちゃっかりと借りてきたコピー技なんてのは、その全てが紛(まが)い物なのかもしれない。そんな技は底が浅くって薄っぺらなものだから、1度見たきりのウェアウルフに、あっさりと切り返されちまったのかな、なんて風にも考えちまう。

 コーナーを背にした俺様はウェアウルフの立ち上がり際の速攻を警戒して、一瞬たりとも緊張を解かずにゆっくりと立ち上がろうとしているんだが、ウェアウルフは必殺技SSDを封じた余裕からか、にやけた表情で「安心して立て」とばかりにおいでおいでのポーズをとる。

(リンダともども舐めやがって・・・)

 そう思いながらも、それに応じて立ち上がった俺様だったが、先ほど微かに聞こえた「神様のささやき」を「神様の声」にまでボリュームアップさせる時間が欲しい。自然、奴のラッシュを避けるために反時計回りにステップを使って回りながら距離を取る。

「ふん、情けないねえ、チョロチョロと。
だけどね、このリングにゃ時間切れも判定もないんだよ。
SSDという牙を抜かれたアンタには、もう逃げ道はないのさ。
坊や、お遊びはここまでだよ、やっちまいな」

 リンダの声に無邪気に笑って細くなったウェアウルフの眼が、その奥でキラリと光った。

(来る、ラッシュか?)

ザシャッ

 一気に間を詰めたウェアウルフが見せた構えは、B・B戦の再現、パーテールポジションだった。奴の故郷南アルプスで培った四足歩行からの攻撃、言わば奴の自然体だ。ウェアウルフは俺様を見上げてペロリと舌なめずりをして見せた。

【To be continued.】




☆アルファポリスに挑戦☆
アルファポリスさんのランキング「Webコンテンツ」に挑戦します。「うふふ」とか「ほろっ」とか「なるほど」と感じたら、押してくださいね。

 現代小説 俺様とマリア

posted by maruzoh at 08:01| Comment(0) | ◆俺様とマリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

検索
 

title.gif
maruzohは、アートビリティ作家さんを、応援します!

●ご連絡先● 〒165−0023 東京都中野区江原町2−6−7
社会福祉法人東京コロニー アートビリティ事務局内
TEL 03−5988−7155/FAX 03−3953−9461
●営業時間● 平日 9:00〜17:20 / 土・日・祝日 休業日